企業スパイの犯人像とは?盗聴器などのスパイ対策で会社が備えておく事

企業スパイとは、企業の持つ技術や情報のうち、秘密とされている事柄を不正に入手する行為、またそのようなスパイ行為をする人物のことを指します。


日本においては、著しい技術発展の裏で、各企業が価値ある情報を保持するようになった頃より頻繁に出現するようになったと言われています。
また、どんな情報もデータ化・電子化されるようになった昨今、誰でも容易に情報をコピーすることができてしまいます。


セキュリティ対策など、打つ手がないわけではありませんが、企業スパイが増える原因のひとつと言わざるを得ません。


企業スパイへの盗聴器対策とは

では、企業スパイの被害に遭わないためには、どんな対策をすればよいのでしょうか?


まずは、企業スパイの実態をしっかりと把握しましょう。
彼らが狙っているのは前述のとおり、企業の大切な財産である「技術」や「情報」です。
これらの財産は現金などとは違い、実態のないものも多く一見どのように盗み出すのか、と頭を捻ってしまいますが、今やどんなこともデータ化が可能な時代です。


盗聴、盗撮など、様々な方法で記録されたデータは簡単に複製もできますし、スパイ行為を依頼した相手に送信することも可能です。


こういったスパイ行為の対策として、サーバーのログや履歴の調査が挙げられますが、社内全体を常に見張ることは難しく、また何かスパイ行為を疑うきっかけがあったとしても、遡って調べ上げるログの量は、たとえ中小企業であっても膨大になる可能性があります。

また、簡単にデータを盗み出せないよう、セキュリティの強化に力を入れる企業も多く存在しますが、不正アクセスを完璧に防ぐことは難しいでしょう。スパイ行為をはらく方も、やはりプロなのです。


こちらがセキュリティの強化をすれば、相手は必ずその穴(セキュリティホール)を突いてきます。最近では、やはり重要なデータは電子化せず紙媒体で管理を、と原点回帰する企業も増えているようですが、アナログでの処理は逆にコストがかかる場合もあり、なかなかに難しい状態にあると言えます。


スパイになり得る人物とは

このように、現代の日本において、企業スパイの被害を未然に防ぐことは困難であると言わざるを得ません。


けれど何も対策をしなければ、それこそ相手の思うツボです。企業スパイという、決して他人事ではない被害を防ぐため、その実態を把握したのちは、企業スパイとなり得る社員・従業員を、まずはしっかりと管理しましょう


何かしらのきっかけで企業スパイを疑った場合、犯人は自社の従業員である可能性が非常に高いのです

セキュリティ強化などの対策も必要ですが、何よりもまず企業スパイを社内に横行させないという、管理の徹底から始めるべきと言えますね。


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