ラジオを使って発見できる盗聴器と発見できない盗聴器

盗聴器の多くは電波を使ったものです。この電波を使う機械は私たちの身近な生活の中でいろんなものがあります。 代表的なものを上げると、テレビやラジオ、携帯電話が電波を使用する機械になります。

そして、盗聴器発見では、盗聴器から発信される電波を傍受することで、盗聴をされていないか、盗聴器が仕掛けられている場所を特定するために使われます。

盗聴器の電波を傍受するためには、盗聴器発見器という機械が必要になりますが、この盗聴器発見器をラジオで代用することも不可能ではありません。

ただし、ラジオを盗聴器発見器として代用するには、いくつか注意点があります。

それは、

1.ラジオで発見できる盗聴器には限りがある
2.盗聴器を絶対見つけることができるわけではない
3.盗聴の有無を調べることができても場所の特定が難しい


など、こうしたことがラジオを盗聴器発見器として代用するのは難しい理由にもなります。

それでも、ラジオを盗聴器発見器として代用する場合、対応できる盗聴電波はFM波に限ります。ご存知かもしれませんが、FM波はFMラジオで使われている電波のことです。

FM波はラジオ放送局にあらかじめ割り当てられている電波と、ラジオに使われていない電波があります。

FM波を使った盗聴は、このFMラジオに使われていない電波を勝手に盗聴電波として利用しています。

もちろんこれは犯罪行為です。FMを割り当てられていない人間(業者)が勝手に電波を使用することはできません。 電波の無断使用が発覚すれば厳しい罰則を科せられます。

ラジオを使った盗聴器発見とは、つまり盗聴電波として使われているFM波を探知するための方法です。

そのため、ラジオを使った盗聴器発見方法は、FM波以外の電波を使った盗聴器を見つけることがほぼ不可能です。

よく盗聴器に使われる周波数で盗聴3波や6波と呼ばれるものがありますが、この周波数を使った盗聴器もラジオでは見つけることができません。
当然ですが、発見の難しいステルス盗聴器などもラジオを使って見つけることはできません。

参考:ラジオを使った盗聴器発見方法で見つけられない盗聴器とは?


ラジオを使った盗聴器発見方法を試すときは、その辺のことをよく理解したうえで試すようにしたほうがいいでしょう。