盗聴器が仕掛けられた時、どのような現象が起きるとは?


「盗聴」と聞くと、ストーカー目的や機密情報を盗み出すため…。
と言ったケースを想像しがちですが、案外身近に迫る犯罪行為でもあります。

昨今、盗聴器を仕掛ける媒体は多岐にわたり、コンセントタップや電話機だけでなく、
ぬいぐるみや文房具なども盗聴器になっている可能性があります。


…と、ここまで聞くと少々不安を煽ってしまいますが、そのくらいの危機感を持っていても丁度良いかもしれません。
と言うのも、も近年の盗聴は手口も巧妙で、盗聴器を仕掛けられていることに気付きにくくなっているのです。

よく、盗聴器を仕掛けられていると、テレビや電話の音にノイズが入るのですぐに分かると思われているようですが、
実際にそういった現象で盗聴器の存在に気付けるケースはごくわずかです。


リアルタイムで盗聴した音声を聞くため、離れた場所へと電波を飛ばしている場合、
そういったノイズが発生する可能性もありますが、一定期間設置した後、盗聴器自体を回収する録音式の場合、電波を使う必要はなくなるため、当然ノイズも発生しません。

強いて言うなら、半永久的に盗聴器の電源を得るため、コンセントなど電源周りに盗聴器が仕掛けられていた場合、通常よりも高い電気代が請求されるというケースが考えられます。

しかしこれもまた、世帯全体の電気使用量がまとめて請求されるため、
少々上振れた程度では気づかない方が普通だと言えるでしょう。

盗聴器が仕掛けられた時に起きる考えられる現象


  • 通常よりも高い電気代が請求される
  • テレビや電話の音にノイズが入る

では、もし盗聴器が仕掛けられている場合、どうにかして気付く方法は無いのかと考えると、
やはりそれは少々困難だと言わざるを得ません。

むしろ、如何にして盗聴器を設置させないか、自身の周囲に持ち込ませないかを考える方が得策と言えます。
親しくない間柄の人間からはプレゼントと言われても物を受け取らない、部屋に見覚えのない物が無いか常にチェックするなど、
細かな対策はいくらでも打つことができます。

また、そもそも己の人間関係にも少しずつ整理をつけている必要がありますね、
恋愛関係のもつれを筆頭に、盗聴されているという不安がどこからくるものなのかと原因を考えたとき、思い当たるのはやはり人間関係だったということは少なくありません。そういった関係性の整理は一朝一夕に終わらないものも多いでしょうが、先のことを考えても早めに手を打っておくべきです。

それでも盗聴の不安が拭い去れない場合は、やはりプロの力を頼りましょう。

業者に依頼して盗聴器の有無を確かめてもらう場合、費用は数万円かかりますが、それで安心が買えるのであれば
安い物という考え方もあります。どういった方法を選ぶかはあなた次第ですが、まずはしっかりと身の回りを整理した上で、
日頃の防犯対策をしっかり行うことをおすすめします。